あきたこまちの生長記録! in 2007

2007年 あきたこまちの生長記録です!

4月14日

  • 葉齢=?葉
  • 草丈=1mm?

種まき時の、発芽済みのこまちの種子です。うっすらと芽&根を確認できますかね・・・
これがあきたこまちへのスタートです。
おいしいこまちに育ってね!

4月28日

  • 葉齢=2葉
  • 草丈=6cm

育苗箱に蒔かれた種子から、芽が出て顔を出し、一斉に産声を上げました!
ちょっと窮屈そうですけど、田植えまでガマンしてもらいましょう。
箱入り娘のあきたこまちは、嫁ぐ田んぼを夢見て大きくなって行きます?

5月16日

  • 葉齢=3.5葉
  • 草丈=15cm

田植え直後のあきたこまちです。まだまだちっちゃくて、寂しそうですけど、稲って丈夫で強い植物なんです。大抵の逆境には負けません。
但し、泥を被ったり、強風に当たると、ヤバい事も・・・。
今年は田植え時期の強風が続き、ちょっとばかし心配です。

水路の上に乗っかってるのは、居付きの?セキレイという鳥です。我が子のようにこまちの成長を見守ってくれてます?

6月7日

  • 葉齢=5葉
  • 草丈=18cm

田植えの頃からすれば、大分生長しましたね。この位になれば、とりあえず一安心です。やはり強風により古い葉(2~3葉目)は痛んでますが、4&5葉目は元気!

水面に浮いてるのは、通称ドロカナといって、水中の表層の土の膜に、微生物や藻類・バクテリアなんかが盛んに繁殖し、有機物を分解してるんです。どうぞこまち娘にはお手を触れませんように・・・

6月13日

  • 葉齢=6.2葉
  • 草丈=20cm

田植えから約1ヶ月です。淡い緑から、ようやく色づいて参りました。
尚、稲の年齢は、葉っぱの数で数えます。

これからは、新しい枝(分けつ)がどんどん出てきます。将来的には20~25本になって欲しいのですが・・・おてんとさん、いい仕事頼んます!
たまたまミミズ君が遊びに来てました?

6月20日 【止め葉分化期】

  • 葉齢=7.1葉
  • 草丈=28cm

今が盛りと分けつしていまして、稲の姿は末広がり?で、格好よろしい。茎の数は、平均12本くらいでしょうか。もちろん良い株もあれば良くない株もありますが・・・
稲の茎は、葉っぱが2枚以上だと1本と数えます。

尚、新しい葉っぱの先が茶色いのは、還元障害といって、田んぼにすき込んだワラが分解する時に出るガスによって起きます。
でも、全然大丈夫!いずれワラも肥料となって元気に育ちます。わんぱくでもいい・・・

6月27日 【穂首分化】

  • 葉齢=8.3葉
  • 草丈=37cm

ん~、だいぶ茎の数が増えましたねっ!今頃は、毎日見ていても分かる程の姿が変わります、可愛いですね。
そして今がオ・ト・ナの階段登るシンデレラ?なわけで、栄養成長期から、生殖成長に変わるくびぶん穂首分化期という時期なんですね。これは、稲穂の元になる部分が形成される時期なんでして、こんな小さな稲の頃から、既にちゃんと子孫繁栄の準備をしてるんです、エライですね~。

7月4日 【最高分げつ期】

  • 葉齢=9.4葉
  • 草丈=47cm

充分に茎数が揃いました(さいぶんき=最高分げつ期))。今後はこれ以上茎数が必要ありませんので、田んぼの水を落とし中干しという作業に入ります。今後はからへの生長となり、ぐんぐん背丈が伸びます。あまり伸びると倒伏なんて事にもなりかねませんので、程々に・・・と存じます?

稲株の根元に見える黒い粒々はタニシでして、別に悪さはしませんが、ちょっとジャマです。
ちなみに今頃が一番葉っぱの色が濃いわけでして、この葉っぱの色によって今後のの出来栄えが決まります。

7月11日 【幼穂形成期】

  • 葉齢=10.6葉
  • 草丈=59cm

ほぼ茎数=穂数の決定です。今後は必要のない無効分けつを出さないような水管理ですね。

今の時期の生育ステージはよーけーき。別に景気が上向きとかではなく、幼穂形成期といって、稲穂の赤ちゃんの出来る時期です。通常ですと、収穫の量を増やすために化学肥料を施す時期ですが、これはお米の食味を下げる原因ですので、当然なし!です。頑張って根を伸ばして、土からの養分をたくさん吸収してもらいましょう。

7月24日 【減数分裂期】

  • 葉齢=12.2葉
  • 草丈=72cm

この時期が、いちばん大切な時期でして、茎の中では稲穂の赤ちゃんがすくすくと成長しています。今の赤ちゃんは15cmくらいでしょうか、お陰で茎は丸々と太ってきました!
でも、この時期に低温に遭うと大変!障害型冷害といって、致命傷になるんですね。でも、今年も週間天気予報を見ますとだいじょうVです。

今は通称げんぶんき減数分裂期とは、花粉の細胞が倍々に増える事でして、DNAが鏡に映したように細胞分裂してるはず。この時期にも、通常は化学肥料を施すのですが、我慢の子・・・デス。

7月31日 【出穂開始!】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=78cm

とうとう最後の葉っぱ(13枚目)が完全展開、臨月の?こまちです。
出穂間際のため茎の上部までが上がってきまして、太く丸くなっているのが確認できるかと思います。また、早熟な奴は、既に出穂していますが、正式な出穂とは、田んぼ全体の半分程度の穂が出た時期と定義されています。この感じですと、あと4~5日でしょうか。待ち遠しいですね!

この出穂が、稲の体力を大変必要とされていますので花水といって、この時期に乾いた田んぼに、水を入れてあげます。出産まで、あとひと息ですね、ガンバ!
尚、細い茎が茶色く枯れているのは無効分げつでして、自分の身体(稲体)に不相応な茎は、自分で処分してるんです。エライですね~。

8月6日 【出穂期】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=83cm

まあ、これくらいが出れば出穂!でしょう。頑張って一気に出る穂は、1日で出てしまう程の勢いでして、素晴らしい生命力です!
穂が出ますと、頃合い(風や天候)を見て開花です。稲は自家受粉でして、虫等は必要ありません。画像のように、ちょっと傾いている穂は、既にデンプンの蓄積が始まっているものです。

今後は光合成で、た~くさんのデンプンを溜めてもらいましょう。おてんとさん、いい仕事して下さいねっ!

8月17日 【穂揃期&傾穂期】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=100cmくらい

稲穂にデンプンが蓄積し、重みでが傾くけいすいき:傾穂期です。まだまだ青い稲穂ですが、これから1ヶ月ちょっとかかって、完熟?こまちに仕上がります。
ひとつの株でも、もう傾いてるヤツもあれば、まだ花も咲かないヤツもあります。人間と同じで、早生・晩生ってとこでしょう。(私なんか今でも花が咲かない?)

昔、干拓前は湖の底だった、この田んぼです。長い年月で蓄積された泥は、深い所で40メートルとの事!今後は水管理も辛目?にして、重たいコンバイン(収穫する機械)が埋らない程度にしないと・・・泣きを見ます。

8月23日 【乳熟期】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=105cmくらい

にゅうじゅくき・・・です。今が盛りと、光合成により、デンプンがに蓄積します。そしてそのデンプンは、まだまだお乳のようで、潰すと真っ白い液体が出てきます。いずれこのお米のおちちが、固まってお米になるんですねっ!でも、このおちちが大好きなのが雀さんなんかでして、大群でやってきてはいっただきま~すと、ちゅーちゅ吸ってくれるんですね~困ったもんだ。お陰で道路端などは、穂の中身が空っぽ・・・なんて事もあります。まあ、特に被害が多いのは、早く穂が出る早生のもち米等ですが・・・

8月30日 【黄化期】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=105cm(もう変わりません)

 籾の中のお乳が、固まる時期です。徐々に黄金色に色づいてきましたねっ!黄金色のじゅうたんが、秋風に波打つ様は爽快です。よく、お米が、おいでおいでしてる~なんて、子供たちが言ったもんです。

 実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かなと、昔から云われているように、日々、熟する程にアタマの下がる、謙虚な?お米さんです。当選が決まった瞬間から態度を翻す政治家とは、ちょっと違う~♪ 農薬を控えていますので、最後の葉っぱ(止め葉)は、徐々にイナゴに食べられていますが、ガマンです。

9月5日 【収穫あとちょっと期?】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=105cm

 今日は雨後の曇り空での撮影のため、黄金色が鮮明に映ってますね!もう収穫間際・・・といった感じですが、下の方の、遅く出て来た穂は、まだ青さが残ってます。(私のケツと一緒?)

 稲には早生種(わせ)や晩生種(おくて)などの種類がありますが、あきたこまちは中間の中生種。でもって、刈り取り予測には積算気温による予想が使われ、それによりますと、中生種は、出穂後の積算気温950~1,050℃。つまり8月5日に出穂ならば、1日の平均気温22℃(例)で1,050を割った答=47.7日を足す。8/5から48日後=9/23日頃・・・ってな具合ですネ!

9月11日 【収穫秒読み段階期?】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=105cm

 ここ秋田では、先日の台風9号の影響も、殆ど無く、お陰様にて大変良い状態で収穫時期を待っているところです。稲穂の黄金色も、とっても綺麗でしょ!

 田んぼに立ってるのは隣の奥さん・・・ではなく、友人の田んぼのカカシでして、ひとり寂しそうに田んぼの番兵ですが、働き者です、無口です、昼夜を問わず微動だにしません!でも、最近は鳥さんも馴れてしまって、そろそろお役御免・・・といった所ですね。
来年は豹柄なんて如何でしょうか。

9月20日 【収穫適期!】

  • 葉齢=13.0葉
  • 草丈=105cm

とうとうこの日がやってきました、収穫時期です!この、収穫適期の目安となるのは、先日お話しました積算気温による予想はもちろんですが、実際は

  • に付いているの黄化程度90%。
  • 枝梗(しこう=籾と主軸を繋ぐ枝?)の黄化程度が、主軸の上から5番目の枝梗まで黄化した頃。

と、指導されています。但し、大潟村は面積が広いので、最後になると刈り遅れ・・・なんて事にならないように始めなければなりません。

でも、画像を見て頂ければ解る通り、OK!でしょう。さ~て、明日から稲刈りぢゃ!・・・その前に、アタマ刈っとくか。

9月25日 【刈り取り作業】

  • 大きさ=1cm?

 コンバインにて収穫され、に分解?されたあきたこまちです。わが家のオンボロ・コンバインでも刈れました!刈ったは、木枠をまわした2tのダンプカーに揺られ、作業小屋の乾燥機に入ります。

 1年の苦労が報われる瞬間・・・感動です!
でも、この収穫作業は、天候が良くても12日間。天候が悪ければそれにプラスされるわけで、感動も、日に日に薄れてしまうのが現実でしょうか・・・そんな事言ってると、バチが当りますネ。
素直に喜びましょうヒデキ、感激っ!なんて、ちと古いか・・・

10月1日 【乾燥作業】

 コンバインで刈り取りされた籾は、今度は小屋に運んで来て、乾燥機に入れます。大昔ははさがけなどといって、木の杭にぶら下げて自然乾燥させていましたが、今は品質を下げないように火力乾燥です。(自然乾燥だと、雨などでカビが生えたり、ムレて、着色米などにならないように)

 当然ですが、火力乾燥といっても、お米の食味を考え、火力は40℃程度と、至って優しいんでアリマス。ちょっと時間はかかりますが・・・
 わが屋の乾燥機にはうまカードなんてのを差し込み、美味しいお米に仕上げるのに、乾燥過程をマイコンのプログラムにお・ま・か・せです!

 まさに、農業新時代の、IT革命やぁ~・・・

10月5日 【貯蔵】

 乾燥の終わった籾は籾蔵という箱の中へ・・・。ここで貯蔵されます。
小屋の高さは8メートル、ちょっと怖いです。そんでもって、この籾蔵1個の中には約500俵分の籾が入ります。500俵って、どぉんだけぇ~・・・かと申しますと、30,000kgくらいでしょうか。
出荷されるまでは、この中でお休みです。

10月13日 【調整作業】

 籾蔵(もみぐら)の中の籾を、今度は籾摺りです。
籾摺りとは、お米の外側の籾がらを取り除く作業でして、2本のゴムのロールのビミョーな隙間と回転差を利用して籾殻を剥きます。
これにより籾がらと玄米に分離する訳です。その後グレーダーという回転する網が付いた選別機械を2回通り、無事残った(網から落ちなかった)ものが、良い玄米=製品。網から落ちたものが中米(ちゅうまい)その下が屑米として分けられます。

 以前、台風にも落ちなかったりんごが、受験生たちに、大ブレークしましたけど・・・
 今年の台風にも落ちなかったお米!って・・・やっぱしダメ?

10月24日 【袋詰め作業】

 籾摺りした玄米は、普通であれば30kgの紙袋に入れるのですが、新米の時期は、いっぺんに沢山使いますので、画像のような、樹脂で出来たフレキシブル・コンテナ通称フレコンに入れます。

 この後、穀物検査を受けまして、精米等にする為、精米工場へ運びます。
このフレコンには、ひとつに1,200kg=20俵入っていまして、当然重たいので、フォークリフトで運搬です。
大潟村では、一家に1台・・・というより2~3台も、フォークリフトを持っている人も、結構います。お陰で腰は楽になりますがふところは寒いです。