こまちの里だより 一覧

第96号  12年9月号 (清野 道義)

 暑く厳しい夏もようやく過ぎ、朝夕はだいぶ過ごしやすくなってきた今日この頃、ふと気がつくと汗のかいた体を秋風が通り過ぎてゆきます。

 私達の村では先月、村長と村議員の選挙が行なわれました。そして秋田県では半世紀、大潟村では、初めての女性村長が誕生しました。また、議員選でも女性議員が一人当選し、村の行政でも新しい風が吹こうとしています。最近、農業を取り巻く情勢は、あまり良いとは言えない状況にある中でどんな風を吹かせてくれるのか楽しみです。

早いもので稲の収穫時期がやっ…

第95号  12年8月号 (長井 一彦)

 皆様におかれましては、連日の猛暑の中にもかかわりませず、ご健勝のことと お喜び申し上げますと共に、いつも「こまちの里」をご利用頂き有難うございます。

東北北部地方も7月27日で梅雨明け宣言、これから海に山こ涼を求めて大変な日が 続きますが、今年こそは祖先の墓前に久しくのご無沙汰を謝し、時代の流れなどゆっく りと振り返ってみるのも良いのでは、と思うこの頃でございます。

さて、私のような凡人には、最近あまり感動する場面も数少なくなりましたけれど、 7月末日、大潟村で華やかなソー…

第94号  12年7月号 (大川 澄雄)

 爽やかな青田の季節となりました。大潟村14、000ヘクタール( 山手線がすっぽり入る広さです)の広大な稲田は、今まさに目に沁みる緑ひと色。穏やかな夏空 と合いまって遥かに続く様は、公害もない、からっとした東北そのものでございましょうか。この農村の原風景、皆様にも是非浸って頂けたらと思いつつ、息子と日々農作業に 勤しむこのごろでございます。

 さて、農作業を手伝う息子、史郎と申しますが、今こうして一緒に仕事が出来ますこ とを私ながらに、心より有り難く思っております。命の尊さをかみし…

第93号  12年6月号 (早津 一仁)

お久しぶりであります。  いつも大変お世話になっておりますこと、家族一同御礼申し上げます。
すっかり夏の装いを見せてくれております木々の若葉に、天侯の回復はもとより、色々 騒がれました西暦2000年も、確実にときを刻んでくれていることへの感謝も忘 れてはなりませんね。

 春三月よりの猫の手も借りたい程の農作業の忙しさも、無事に「田植え」を終えることができ、ようやく「気持ちの余裕」を持てる頃となりました。それと同時に、おろそかになりがちだった「こども達との時間」を大事にしなくては…

第92号  12年5月号 (太田 稔)

 風薫る5月、爽やかな新緑の季節となりました。 皆様方におかれましては益々ご健勝の事と存じます。

 この時期、なんといっても1年中で一番気持ちの良い季節ではないでしょうか。皆様の街 だって、新社会人の襟元に覗く純白のシャツや初々しい春色のスーツ、電車の車窓に飛び込む眩 しい程の街路樹の緑、そんな情景に新しい春を感じ、そして自分もまた新しい世界に向けて歩み出す、そんな新鮮な気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。それもこれも、やはり「四季 のある国」日本ならではの事、嬉しいもの…

第91号  12年4月号 (清野 道義)

ようやく秋田にも遅い春がやって参りましたが、まだまだ肌寒い日があり、今だにストーブのお世話になっている私です。今年の杉花粉は例年よりも多いと聞きますが、皆様はどうお過ごしでしょうか。当地大潟村も、本格的な農繁期に突入し、忙しい毎日を過ごしています。

私たち農家にとりましては、この時期が一番重要な時期であります。4月の上旬から中旬にかけて種まきが始まり、30日~35日位の間ビニールハウスの中で「あきたこまちの苗」を大事に育てるのです。ちなみに「苗半作」といって、稲の苗を上手に育…

第90号  12年3月号 (長井 一彦)

春暖の候、皆様におかれましては益々ご健勝の事とお喜び申し上げます。

21世紀を迎えるにふさわしい明るいニュース。 いよいよ宇宙基地建設の夢に向ってのスペースシャトル・エンデバーの生還。胸躍らせてテレビ報道をみていたのはつい先日の事でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

みちのく秋田の地も、日ごと春らしく感じられるようになり、木々の花芽もゆるむと は言え、今しばらく寒さが続く弥生の季節です。

「卒業」・・・娘が高校を卒業して、はや7年。すでに結婚して子供のいる人や、…

第89号  12年2月号 (大川 澄雄)

 色々と心配されました2000年間題も恙なく安らかな年明けとなりました。 皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと存じ、衷心よりお喜び申し上げます。みちのく秋田、今白一色のはずでありますが、今年は雪が少なく、まるで南国のよ うに冬の柔らかい日差しが降り注いでいる、そんな穏やかな昨今でごぎいます。

 秋田“なまはげ”で有名な男鹿半島をご紹介したことがございますが、側を流れる 暖流のせいでしょうか自生の椿の北限地がございます。北国では、めったに自生して いるやぶ椿を見ることはご…

第88号  12年1月号 (早津 一仁)

「新年明けまして、おめでとうごぎいます。」

  皆様におかれましては、西暦2000年という節目のカウントダウンの時は、どんな所でどんな風に迎えられたのでしょうか? ときめく新年の、輝ける一年の目標は、い がなものでしょうか?

 皆様お久しぶりです! 日々の生活が家族円満に過ぎて行くことが、仕事も順調で、 家族みな健康な証ではないでしょうか。そんな風でありたい我が家「早津家」の年末 年始の出来事を少しだけ紹介させてください。

 年末の早津家恒例の「もちつき大会」が、今年も12月…

第87号  11年12月号 (太田 稔)

 昨夜、今年始めての積雪があった。

 朝起きて窓のカーテンを開けた途端、目に飛び込んできた情景は一面の銀世界。大潟村では 入植した年次によって、建てられた基本住宅の三角屋根の色が、赤・黄・青と各住区ごとに色 分けされており、まるでおとぎの国のようだと村を訪れる人達から言われているのだが、今朝 の屋根たちはみ~んな一緒、仲良しこよしで純白の雪化粧である。「とうとうこの季節がやっ て来たか‥‥。」しんしんと降り積もる雪を眺め、窓越しに寝そべりながら、ぼーっと想いに ふけっていると、…