第298号  29年6月号  大川 史郎

 5月20日、集大成といえる田植え作業が終わりH29年度の春作業を無事終えることができました。今年も田植え機が亀になる(田圃にハマって動けなくなる)ことはなくてほっとしています。このまま亀無し継続年数を延ばしていきたいところです。
 作業中はハマったらハマったで引き上げるトラクターも近くにスタンバイしてあるし、なんとでもなる!とか表面上では威勢のいいこと言っていましたが、できることならなってほしくないもの、というかハマらなくていいんです!
 代掻き作業を終えてトラクターを洗う時、亀になれば圃場に入ることになるのでもう1度洗う事になるし、ガッツリまできれいにするのはどうしようか…とか考えたりもしますが、いつも願掛けのつもりで細部までガッツリ洗います(別に普通の作業ですが)。まあその願いも通じなかった年もありましたが…

 思い返すと今年の田植えは本当に雨が少なかったです。そして、暑かった。わが家は比較的、植え始めは早いほうだと思いますが始めて2~3日は雨が降ってきたもののそれ以降はもうさっぱり…遅くから植え始めた人は雨が全くない田植えだったのかも、それもすごい話だな。ひと昔前は田植えっていったら雨中の仕事で常に合羽は常備していたものだったのに。
 田植え期間を通して肌寒い日が少なかったのもありますが、平年の5月に比べると今年の田植え以降は異例の猛暑日が印象的すぎて。秋田はまだいいほうでしたが、東北より下はもはや“真夏日の気温”。
 早苗たちが元気に育つために雨を待っていたのですが、なかなか降りそうで降らないといった日が続き、予報も晴れマーク続きでゾッとしましたが、ようやく待望の雨が降ってくれました。雨も少なく、ここまで暑いと早苗たちが心配になりましたが新葉が出てきたのをみると気持ちが軽くなりました。

 自分は田植えを終えた直後のちょうどこの今が1年で好きな時期です。春仕事からの解放もありますが、次の田植えまでまるまる1年あるっていうところが(笑)。もちろんまだまだ後作業は山積みですが、さっさと済ませてこの後何をしようかと考えるだけで…(妄想中)。
 ただ、ただなぁ大好きだったこの時期が数年前から突然発症しだした『花粉症』のおかげであまり喜べない時期にもなってしまったのが何とも。特に今年は雨が少ないから花粉飛散の弱い日が少なくて辛い日が多かったです。またよりによって“イネ科”でのアレルギー反応だという、農家としてはいかがなものかと。突然発症したんだから逆も起こらないものかな。

 そして気象庁が、今年の夏予想で「猛暑」になると発表していました。
何かここ数年ずっと「猛暑」と言われてきた気もしますが…ただ、5月の異様な暑さを考えると、何だかホントに「猛暑」になりそうな気がしてきます。
これからどんどん暑さが増してきて体調を崩しやすくなってくることと思いますが、どうぞご自愛下さいませ。

今月の一句
北の国 静しずとして 青田かな