第296号  29年4月号  長井 一彦

 春爛漫さわやかな風が吹き、桜咲き小鳥はさえずり、花萌える
季節となりました。

 昨年の秋頃から胃に痛みを感じて、病院の消化器科で診てもらいましたら「潰瘍でしょうから、タバコもだいぶ吸っていることだし胃カメラを飲んでみましょうね」と言われるままに承服。(むかし経験したことのある胃カメラは、もう二度と…と、苦い思いが忘れられませんが…)
 タバコとガンの関連記事を目にすると、タバコを吸わない人と比べて、喫煙者は肺がんのリスクが高く、食道、肝臓からすい臓などのがんにも因果関係を持つと書かれています。「百害あって一利なし」でしょうね。奮起して内服薬で胃の除菌を試みるに、アルコールとタバコを7日間我慢した結果、合格点をもらう。
 以後、タバコは4ヶ月で一箱ほど吸いましたが、意志の弱い奴と笑われております。
 皆様からも激励の言葉など頂きまして恐縮しております。おかげさまで食事の進むこと、体調も順調で安心しております。

 秋田の米どころで最近コシヒカリが栽培されている話を耳にしました。私の友人も食べるだけの面積の中で新潟から準備した種子で飯米用として20年も栽培しております。以前は、寒冷地の秋田では栽培困難とされてきました。出穂が遅く、成熟できなかったからです。
 コシヒカリ並みの粘りのある食味から香りとつやも申し分ない美味しいお米をと、コシヒカリを母に持ち8年という育成を経て、「あきたこまち」が誕生したのが1984年のこと。北陸を越えて東北の秋田でコシヒカリ系の改良品種が栽培されることは画期的なことでした。お米は、量から質の時代へと変化していきました。

 最近の新聞記事に、『近年、温暖化が原因とみられる異変が数多く報告されている。秋田県内に至ってはニホンジカやイノシシの目撃が相次ぎ、また秋田ハタハタ漁の水揚げが前年比4割減と極めて不漁だった。気象庁の調査では、秋田沖を含む日本海中部が最も海面水温の上昇率が高く、特に冬季が顕著という。目に見えず静かに進む変化が不気味だ。』と掲載されておりました。自然環境の目に見えぬ異変等に、自然を相手に営む一人として考えさせられます。

 季節柄どうか皆様、お身ご自愛下さいますよう、そして益々のご繁栄をお祈り申し上げます。 

今月の一句
寂しさは 雪去る峰の かすみかな