第236号  24年4月号  清野 道義

  春の訪れとともに農作業が本格的に始まりました。3月の雪解けは積雪が多く例年よりも大分遅かったのですが下旬位から晴天の日が続きなんとか農作業を進めることが出来ています。

これからは実際に種を蒔いて苗を育てる作業に入ってきます。我が家では今月の10日辺りから種を蒔き始めだいたい1週間かけて種まきを行います。850枚ずつ育苗箱に種を蒔きそれを育苗ハウスに並べると1日の種まきが終わります。種まきはほとんどプラント化していて空箱を播種機にセットすると床土を入れ潅水をし種を蒔き複土をして完成して出てきます。

空箱を入れて完成品が出てくるまではあまり重作業ではないのです。その完成した育苗箱を今度は育苗ハウスに運んで、ハウス内全面に1枚1枚並べるのが大変なのです。何しろ出来た育苗箱の重さは約4キロ位あり1回で持てるのは4枚が限度です。我が家では毎年5000枚以上の苗を作るので重い他に腰を曲げての作業は農作業の中で一番の重労働かもしれません。

播いた種は、3日目位で白い小さな芽が出てきます。5日~7日も過ぎると3~4センチ位になり太陽の光をいっぱい浴びた苗は、ビニールハウスいっぱい敷き詰めた若草色のじゅうたんの様です。これから毎日田植が終わるまでハウスの温度管理と水管理がかみさんの重要な仕事になります。私はというとトラクターでの肥料まきや耕運そして代掻き等田植をするための準備に追われる毎日です。稲作は苗半作と言われ種をまいて田植をするまでの30~35日間の管理がすごく大切でその苗を管理しているかみさんには頭が上がりません。

 当地秋田では、4月下旬から5月初めにかけて幹線道路沿いの桜が10数キロに渡り一斉に開花を始めます。大潟村の道路は直線道路になっているので5~6キロ程見通せるので道路の両側に咲く満開の桜は一見の価値があります。桜が終わる時も一斉に散る花びらは風に舞い落ちる桜吹雪となり農作業で疲れた心と体をリフレッシュさせてくれます。桜が終わると菜の花が咲き乱れこの時期は本当に花盛りです。連休明けに控えている田植の準備でゆっくりと鑑賞できないのが残念です。ゆっくり出来るのは何時になる事やら・・・     

今月の一句
黄水仙 小揺れ鼓舞せり 路の端(は)に