こまちの里だより 一覧

第208号  21年12月号 (大川 澄雄)

暮れのセカセカ冬仕事
 なまはげで有名な男鹿半島を白く隠してまもなく村を襲う冬しぐれ、そんな合間を縫って籾殻をいっぱいにしたフレコンを3~4個ダンプに積み、いそいそと通り過ぎて行く。雨の合間、いかにも時間を惜しむがに作業に精を出す人達。そうです、稲刈りを終えまして、雪が降るまで農家の人達が頑張ってする作業が田んぼを乾かすための「暗渠入れ」でございます。

何か暖かくなった村
今は年の暮れまで田んぼの作業が出来ますが、昔は師走になりますと毎日猛吹雪、津軽の地吹雪をしのぐ日々…

第207号  21年11月号 (早津 一仁)

 遠き山々には、眩しいばかりの錦秋の輝きを見せてくれております。白神山地にも奥羽山脈にも見事な紅葉がみられます。みちのく東北の旅路には、是非とも今が旬の頃と思われます。
 日頃より皆様から頂戴いたしますご愛顧に対しまして、早津家一同心より感謝と御礼を申し上げます。本当に有難うございます。9月稲の登熟がなかなか進まず、稲刈りのスタートが遅くなってしまいました。順調に進んだ稲刈りも、10月中旬からの雨続きな空模様に、ヤキモキさせられながらも無事終了。一年間の農作業の苦労と、「収…

第206号  21年10月号 (太田 稔)

 見事に稔った黄金色の稲穂が秋風に揺れる情景は、「金葉の波打つさま」と表現されます。こちら大潟村でも、いよいよ「あきたこまち」の収穫が始まりました。一年に一度しかないこの「収穫」とは、私ども農家にとってはまさに感無量なのでありまして、何度経験しても嬉しいものです。この出来秋の実り、どうぞ皆様召し上がり下さいませ。

さて、今回は初めてのお方もおられると思いますので、私どもの住む「大潟村」の紹介を少々。
こちら秋田県の大潟村とは、ご存知の方も多いかと存じますが昭和30年代、世…

第205号  21年9月号 (清野 道義)

 今年の秋田は、梅雨明け宣言のないまま夏が終わってしまいました。集中豪雨や長雨での土砂崩れ、地震の被害など、各地で悲惨な爪痕を残しています。総選挙も終わり新しい政府の下、被害を受けられました人たちへの復旧支援を力強く行ってほしいものです。

 我が家での稲刈りのお話しを・・・。

 我が家の田んぼは、自宅から13キロほど離れていて、毎日トラックで通っております。田んぼがそれだけ離れているので作業小屋も田んぼに建ててあり、そこに乾燥機や籾摺り機などすべての設備を設置してあり…

第204号  21年8月号 (長井 一彦)

 暑中お見舞い申し上げます。

 各地に甚大な被害を残した梅雨空も、紺碧の空に晴れ上がった八月、夏の日差し蘇って参りました。皆様におかれましては、益々ご健勝の事と存じ、衷心よりお喜びを申し上げます。お蔭様を持ちまして平年並みの出穂を迎え、これからは台風などの気象状況を
心配しながらも、皆様に美味しい「あきたこまち」をお届け出来ますよう、水管理や雑草退治に頑張って参りたいと存じます。

 お盆での出来事。 
 ふるさと新潟で夫を亡くし、次男を亡くして一人住まいとなりました母…

第203号  21年7月号 (大川 澄雄)

 大川んちの迷犬「ダフ」逝く

 今年の4月半ばでございました。何時ものように朝エサを与えに犬小屋に行きましたら、横になって動けなくなっておりまして、重たい体をようやく運び居間に寝かせたのです。もう自ら寝返りも出来ず、ただ眼を開けているだけ。後で
きっと悔い残るからと息子が獣医に連れて行ったのですが、「もうどうする事も出来ない・・・」との医師の言葉でございました。

 水を口に入れてやると「ごっくん」と少し飲むのですが、身動きひとつせず本当に心臓が微かに動いている程度。ち…

第202号  21年6月号 (早津 一仁)

 風薫る新緑の清々しい季節になりました。いつも本当に大変お世話に
なっております事に、家族一同心より感謝申し上げます。3月の雪解けとともにスタートしました「今年の稲作り」ですが、つい先日の「田植え」の無事終了によりまして、春の農作業の大きな山場を越えたことになります。本当にみなさんご苦労様でした。そして、元気に働いてくれた「トラクター」さんや「田植機」さんにも「大変お疲れ様でした。」と、綺麗に洗ってあげたり整備をしてあげたいと思います。

 この春の「珍しい来客…?」をご紹…

第201号  21年5月号 (太田 稔)

 五月晴れの煌めく木漏れ日の中、どこからともなく若草の香りが、爽やかな風に乗って鼻をくすぐり、鳥たちの愛を奏でるさえずりは、遥か高い青空の下、澄んだ空気を震わせます。雪深い北国だからこそ待ち兼ねたこの季節こそが、一年の中でも最も気持ちの良い、輝く季節なんですね。しかしながら、この時期は私ども農家にとりまして最大の繁忙期でもあり、「田植え」という重要な作業が執り行われる時期でもあるのです。

 春三月、「籾(もみ)」のまま冬を過ごした「あきたこまち」は、浸種と云い、水ぬるむ春…

第200号  21年4月号 (清野 道義)

 いよいよ4月に入って春の農作業も本格的になって参りました。雪消えと同時に始まった農作業は、種を蒔いて苗を育てるためにやってきた準備作業でした。これからは実際に種を蒔いて苗を育てる作業に入って行きます。我が家では今月の10日辺りから種を
蒔き始め、だいたい1週間かけて種蒔きを行います。850枚ずつ育苗箱に種を蒔き、それを育苗ハウスに並べると一日の種まきが終わります。種蒔きはほとんどプラント化していて空箱を播種機にセットすると、床土を入れ潅水をし種を蒔き複土をして完成して出て来…

第199号  21年3月号 (長井 一彦)

 弥生三月、花見月または花咲き月ともよばれるそうでございますが、夢、そして希望が膨らみ、華やぐ季節を迎えました。皆様におかれましては、お健やかにてお過ごしの事と存じ、衷心よりお慶び申し上げますと共に、本当に何時いつも「こまちの里」を
ご用命下さいます事に謹んで感謝とお礼を申し上げます。
 今年も皆様のご期待に添うべく、誠意努力して参りたいと存じます。どうかよろしくお願い申し上げます。

 さて、春はご卒業ご退職、ご入学ご就職と別れと出会いの慌しい季節でもございます。
また…