こまちの里だより 一覧

第99号  12年12月号 (大川 澄雄)

 精一杯着飾っておりました草木も、すっかり葉を落とし
索漠とした景色が続いている秋田地方、いよいよ師走の頃となりました。

今年は暖冬なのでしょうか。何時も降り出す雪も、いまだ山々を白く染めることもございません。とは申しましても、もうじき白銀の世界に変貌することでありましょう。ただ冷たく寒い冬、でも本当は好きなのでしょうか。ついつい雪を待ってしまいます。北国にはやはり雪が似合います。温かい雪、優しい雪(?)であればと思っております。

 さて、私ども無い才能に鞭打って書い…

第98号  12年11月号 (早津 一仁)

「もみじの葉っぱも真っ赤だなあ~♪」
みちのく秋田は、今が紅葉真っ盛りです。寒さに比例して木々の色づきが増しますので、今年は今まで暖かく推移しており、今がちょうど見頃かと思います。

 いつも大変お世話になっておりますこと、家族一同感謝致しております。収穫後の後片付けや機械整備など、雪の降る前の残された仕事に追われております。秋田では、全国でも例のない農業の祭典「秋田県種苗交換会」が、県内持ち回り会場で開催されております。今年は秋田市を中心に11月1日より始まり、水稲、野菜…

第97号  12年10月号 (太田 稔)

 「コケコ~」と甲高い声が秋、早朝の澄み渡った空気を切り裂く。
我が家に今年の春からお目見えした雄の若鶏の鳴き声なのだが
何故か「コケコッコ~」と鳴けない。ただ今練習中なのか、はたまたちょっと足りないのか、いずれ朝から「コケコ~」は拍子抜けである。

 我が家では、かなり以前から自家用の採卵の為にニワトリを飼っているが、やはり有精卵が欲しいという事で、近所迷惑を承知で、雄鳥を一羽飼う事にした。庭には鶏小屋はあるにせよ、ほとんど野生に近い飼育方法のため普通のニワトリとは違っ…

第96号  12年9月号 (清野 道義)

 暑く厳しい夏もようやく過ぎ、朝夕はだいぶ過ごしやすくなってきた今日この頃、ふと気がつくと汗のかいた体を秋風が通り過ぎてゆきます。

 私達の村では先月、村長と村議員の選挙が行なわれました。そして秋田県では半世紀、大潟村では、初めての女性村長が誕生しました。また、議員選でも女性議員が一人当選し、村の行政でも新しい風が吹こうとしています。最近、農業を取り巻く情勢は、あまり良いとは言えない状況にある中でどんな風を吹かせてくれるのか楽しみです。

早いもので稲の収穫時期がやっ…

第95号  12年8月号 (長井 一彦)

 皆様におかれましては、連日の猛暑の中にもかかわりませず、ご健勝のことと お喜び申し上げますと共に、いつも「こまちの里」をご利用頂き有難うございます。

東北北部地方も7月27日で梅雨明け宣言、これから海に山こ涼を求めて大変な日が 続きますが、今年こそは祖先の墓前に久しくのご無沙汰を謝し、時代の流れなどゆっく りと振り返ってみるのも良いのでは、と思うこの頃でございます。

さて、私のような凡人には、最近あまり感動する場面も数少なくなりましたけれど、 7月末日、大潟村で華やかなソー…

第94号  12年7月号 (大川 澄雄)

 爽やかな青田の季節となりました。大潟村14、000ヘクタール( 山手線がすっぽり入る広さです)の広大な稲田は、今まさに目に沁みる緑ひと色。穏やかな夏空 と合いまって遥かに続く様は、公害もない、からっとした東北そのものでございましょうか。この農村の原風景、皆様にも是非浸って頂けたらと思いつつ、息子と日々農作業に 勤しむこのごろでございます。

 さて、農作業を手伝う息子、史郎と申しますが、今こうして一緒に仕事が出来ますこ とを私ながらに、心より有り難く思っております。命の尊さをかみし…

第93号  12年6月号 (早津 一仁)

お久しぶりであります。  いつも大変お世話になっておりますこと、家族一同御礼申し上げます。
すっかり夏の装いを見せてくれております木々の若葉に、天侯の回復はもとより、色々 騒がれました西暦2000年も、確実にときを刻んでくれていることへの感謝も忘 れてはなりませんね。

 春三月よりの猫の手も借りたい程の農作業の忙しさも、無事に「田植え」を終えることができ、ようやく「気持ちの余裕」を持てる頃となりました。それと同時に、おろそかになりがちだった「こども達との時間」を大事にしなくては…

第92号  12年5月号 (太田 稔)

 風薫る5月、爽やかな新緑の季節となりました。 皆様方におかれましては益々ご健勝の事と存じます。

 この時期、なんといっても1年中で一番気持ちの良い季節ではないでしょうか。皆様の街 だって、新社会人の襟元に覗く純白のシャツや初々しい春色のスーツ、電車の車窓に飛び込む眩 しい程の街路樹の緑、そんな情景に新しい春を感じ、そして自分もまた新しい世界に向けて歩み出す、そんな新鮮な気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。それもこれも、やはり「四季 のある国」日本ならではの事、嬉しいもの…

第91号  12年4月号 (清野 道義)

ようやく秋田にも遅い春がやって参りましたが、まだまだ肌寒い日があり、今だにストーブのお世話になっている私です。今年の杉花粉は例年よりも多いと聞きますが、皆様はどうお過ごしでしょうか。当地大潟村も、本格的な農繁期に突入し、忙しい毎日を過ごしています。

私たち農家にとりましては、この時期が一番重要な時期であります。4月の上旬から中旬にかけて種まきが始まり、30日~35日位の間ビニールハウスの中で「あきたこまちの苗」を大事に育てるのです。ちなみに「苗半作」といって、稲の苗を上手に育…

第90号  12年3月号 (長井 一彦)

春暖の候、皆様におかれましては益々ご健勝の事とお喜び申し上げます。

21世紀を迎えるにふさわしい明るいニュース。 いよいよ宇宙基地建設の夢に向ってのスペースシャトル・エンデバーの生還。胸躍らせてテレビ報道をみていたのはつい先日の事でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

みちのく秋田の地も、日ごと春らしく感じられるようになり、木々の花芽もゆるむと は言え、今しばらく寒さが続く弥生の季節です。

「卒業」・・・娘が高校を卒業して、はや7年。すでに結婚して子供のいる人や、…